昭和35年、商工会法が制定され、今まで任意団体で組織していた川前村商店会と川前村技能士組合が、発展的解消して、商工会設立を決意し、昭和37年11月30日に77名の会員が出席して設立総会を開催し、昭和38年10月22日に認可され川前村商工会が誕生した。
昭和41年10月1日14市町村の合併によりいわき市が誕生し編入され、名称を川前町商工会に改め、商工業者の総合的な改善発展を図る組織として、事業活動を積極的に促進し組織の強化に努めた。
その結果、商工会に対する認識が高まり、小規模商工会ながら現在も組織率93.3%を維持はしているが、いわき市の中山間地域に位置する当地区は、人口の減少、高齢化・過疎化の進行は年々加速している。
このような中で、平成16年7月1日にいわき地区9商工会による「いわき地区商工会広域連携協議会」をスタートさせ、業務の効率化、組織・財政の強化、会員ニーズの多様化・専門化に対応し得る経営支援体制構築を図るなど、改革等を行っている。
また、地域活性化への取組みとして、豊かな資源「山の食材」を生かした直売所「山の食。川前屋」を平成15年6月15日にオープンさせ、現在も市内外から多数の来店者で好評を得ている。
さらに、平成20年11月10日には、「いわきの里川前ふるさと体験交流委員会」を設立し、地域資源(農山村の原風景やその道の匠)・体験型施設「いわきの里鬼ヶ城」を活用した体験型観光事業を推進するなど、更なる地域振興へ向けて努力している。
(福島県商工会連合会 商工会法施行50周年記念誌 平成22年度)
当地区を取り巻く中小企業とりわけ小規模事業者の経営環境は、人口減少・少子高齢化・地域の活力低下、後継者不足等の課題を抱え、更には経営資源に限りがあるなど事業所数が減少している実情にあります。それらを踏まえ、今後も当地区商工業者の発展を図るために、適正な支援が受けられる環境整備が必要と考え、苦渋の選択として小川町商工会と編入合併することとなり、川前町商工会は平成30年3月をもって閉所となりました。
54年間、会員の皆様・地域の皆様、関係諸機関の暖かいご支援に対し深く敬意と感謝申し上げます。
今後も、皆様の尚一層のご支援ご協力賜りますようよろしくお願いいたします。
(平成30年3月27日 川前町商工会 会長 本田正吉)
所在 | 〒979-3201 福島県いわき市川前町川前字五林6 |
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会長 | 本田正吉 |
副会長 | 宇佐見意知郎 |
副会長 | 竹田照雄 |
会員 | 48名(組織率 98.0%)※定款会員除く |
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