昭和35年に田人村商店会が結成され事業活動を続けていたが、同年6月の商工会法施行により県下各市町村に商工会が設立されたのを契機に、当商店会も地区内商工業者の総合的改善発展の為に商工会設立発起人会が設置され、昭和38年12月4日創立総会を開催し昭和39年5月21日に認可を受け会員数95名により設立の運びとなり、初代会長に設立発起人代表蛭田源録氏が就任する。
昭和41年には、いわき市合併により名称を田人町商工会と改称し、翌42年には小売商部会と青年部・婦人部を設立し商工会事業を積極的に展開した。
昭和40年代後半から田人石の採掘業から石材加工業が増え、当時の会員の25%を占めたため石材業部会を設立 また地域活性への取組みとして、後継者対策事業や平成2年8月に街路灯を新設、更には情報化時代へ対応すべく商工会にパソコン端末を設置し、会員のニーズに応えられる商工会活動を実施した。
平成9年からは、青年部を中心とした提案公募型地域活性化事業『緑の風吹くランナー交流の里構想』を推進し、平成11年度には日本ウォーキング協会から2コースが公認を受け、平成12年度では第4回目の「田人ふれあいハイキング」(体育協会共催)に600人の参加者が来町し高い評価を受けた。
平成16年度からは、青年部・女性部が中心となり田人地区の地場産品である「自然薯」の育成・販路開拓・交流人口の増加等を目的とした田人地場産品育成事業を推進した。
平成20年度からは地域の事業である「田人ほっこり祭」にあわせ、飲食店において自然薯を使った創作料理をワンコインで販売する「たびと産 スローフードラリー」を開催し、各店舗の趣向を凝らした料理が話題となり地区内外の市民から大いに注目されている。
一方で、職業としての農業の見直しや田舎暮らしを望む人の増加を背景に、都会より当地区へ移住してくる人々も増えつつあることから、地区内商工業者の活性化が急務となっている。
この様な現況において商工会は、会員ニーズの多様化・専門化に対応し得る経営支援体制を構築するとともに地域における唯一の経済団体として地域に密着した事業を展開している。
(福島県商工会連合会 商工会法施行50周年記念誌 平成22年度)
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会長 | 芳賀瑞房 |
副会長 | 蛭田亘洋 |
副会長 | 油座常明 |
会員 | 78名(組織率 74.4%) |
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